これがうつ病の症状?当事者が語るネット情報の嘘・ほんと

メンタルヘルス

うつ病の症状と聞くと、あなたはどのようなものを思い浮かべますか?

夜、眠れなくなるんでしょう?

それから、やる気が起きなくなったり…。

あと、憂鬱な気分が続いたり!

などなど、色々な症状を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。

インターネットで【うつ病の症状】と調べると、様々なホームページがヒットしますよね。

では、そのホームページに書かれていることが全て正解なのでしょうか?

中には、
「この症状…自分には当てはまらないな。」
と驚いた方もいるのでは?

というわけで!

今回は、私含むうつ病当事者の方々から聞いたリアルなうつ病の症状をお伝えしたいと思います。

うつ病当事者が語る、症状の嘘・ほんと5選

一日の中でも、特に朝の憂鬱感が強い?

うつ病に関する様々なホームページを見ていると、朝の憂鬱感の強さがうつ病の症状だと伝えているものが多いです。

確かに、一日の始まりである朝が特に辛く感じる方は多いと思います。
ですが、私は朝より夜の憂鬱感が強かったように思います。

ベッドで横になると心を襲う、明日に対する不安。

「また明日も仕事だ…。」
「また明日もいじめられる…。」
「明日なんて来なきゃいいのに…。」

そういった感情が頭を支配し、とにかく憂鬱で堪りませんでした。

憂鬱感が強いのは、決して朝だけではない!

「私が憂鬱だと感じるのは朝じゃない。」
と感じて、自己判断でうつ病じゃないと決めつけるのは要注意です。

夜、眠れない?

うつ病=夜眠れない、と考えている方も多くいらっしゃると思います。

確かに私も、翌日のことを考えると不安で一睡も出来ないまま仕事へ行く…なんてこともしょっちゅうありました。

では、夜眠れない人だけがうつ病なのか?

答えはNOです。

私が仕事柄、または普段通所している精神障がい者向けの施設で、うつ病と闘っている方々に

「夜、眠れなかった?」

と質問した結果、なんと三人に一人の割合で

「逆にうつ病を発症する前より寝てしまっていた。」
「夜だけでなく、日中も眠くて堪らなかった。」

といった過眠の症状を訴える方がいらっしゃいました。

抗うつ剤の副作用ではなく、うつ病だと診断される前から上記のような症状で悩まされていた方も多くいらっしゃるのです。

思い返せば私自身もうつ病を発症した後、気付けば丸一日寝ていた…といった日もありました。
月曜日の夜にベッドへ入って、目を覚ますと火曜日を飛ばして水曜日の朝だった…なんてことも。

眠れない=うつ病であり、よく眠れているから自分は大丈夫…と決めつけるのは非常に危険です。

食欲がなくなる?

私自身も長年「うつ病になると、食欲がなくなるものだ。」と思っていました。

実際、入社当時48キロほどだった私の体重は、うつ病を発症し食べ物が喉を通らなくなり、37キロまで落ちました。

食べることが申し訳なかったのです。

「世の中には餓死する人だっているのに…私なんかが食べちゃだめだ。」
と思い込み、食べること自体を拒否していた時期もありました。

以前、そういった話をさせていただいた際に

「私もうつ病ですが、逆に食べ過ぎる傾向にありました。お腹が空いていなくても、気付けば何かしら口に入れていました。そんな自分が嫌で落ち込み…そしてまた食べちゃう。そんな症状が出ていた時期がありました。」

と、話してくださった方がいました。

その体験談を聞いて、驚きつつネットで調べたところ…確かにうつ病の症状で過食を訴える方も多くいらっしゃるようでした。

うつ病=食欲がなくなるものと思い込んでいた私にとって、本当に良い学びになった出来事でした。

拒食・過食共にうつ病の症状である。

決して、食べられないことだけがうつ病の症状ではないのです。

憂鬱で、悲しい気持ちになる?

うつ病と闘っている方が訴える感情の中で、特に多いものが

「憂鬱で、悲しい気持ちになる。」

ではないでしょうか?

不安感や焦りを訴える方もいらっしゃると思います。

また、感情表現が乏しくなったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

(実際私も喜怒哀楽の喜・怒・楽がなくなり、哀が強い時期が長く続きました。)

ですが、うつ病患者の心は十人十色。

うつ病発症後に、今までよりも喜怒哀楽が激しくなる方も沢山存在します。

特に、怒り。

イライラとした感情を抑えることが出来ず、自分自身や周りの方を責めてしまう…という方も決して少なくはないのです。

私の知り合いに、学生時代にうつ病だと診断された方がいます。

その方は、うつ病になってしまった自分や、そうさせた環境といった全てに対し怒りを感じていたと言います。

そして、家族を責める発言を繰り返し…そんな自分を更に強く責めてしまう。

そんな日々を続けていた彼女は、私にこう語ってくれました。

「うつ病って、決して憂鬱感や悲しさだけが強いんじゃない。私みたいに怒りの感情が強く表れる方も多いと思うの。」

その言葉を届けたいと思い、この記事を書こうかな…と思ったのです。

疲労感が続いて消えない?

疲労感があり体がだるい…というのも、うつ病の大きな特徴。

確かに私もうつ病の症状が現れ始めながらも仕事が辞められずにいた頃、

疲れが取れず家では家事はおろか歯磨きや入浴と言った日常生活で必要なことすら出来ない…やりたくない…といった日々が続きました。

が!

朝、大泣きしながら職場に向かい…いざ職場のドアを開けて「仕事がとうとう始まる。」と思った途端、疲労感が吹き飛んでいきました。

それは何故か?

今思うと、疲労感より緊張が勝ってしまい、疲れよりドキドキとした不安感が前に出てきてしまっていたんだと思います。

なので、仕事が終わり職場から一歩外へ出た瞬間「ようやく終わった。」という感情と同時に一気に疲労感が押し寄せてきました。

うつ病であっても、丸一日疲労感が続くわけではありません。

私のように、時と場合によって疲労感よりも別の感情や症状が前に出てくることもある

その結果、一時だけ疲労感を感じない時があるのです。

もしも

「うつ病かもしれないけど、疲労感が続いて消えないわけじゃないから大丈夫かな。」

と自己判断している方がいらっしゃったら、それは大きな間違いかもしれません。

症状は本当に人それぞれ!

今回書いたうつ病の症状意外にも、様々な状態を訴える方がいらっしゃいます。

本当に症状は人それぞれ。

「心が苦しくて、ネットのうつ病診断をしてみたけど当てはまらなかったから大丈夫だろう。」

と決めつけて放置するのは、本当に危ないのです。

ぜひ、少しでも心の苦しみや体調不良を感じたら…心療内科で話を聞いて貰ったり、信頼出来る方に相談してみてください。

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