みなさん、お疲れさま!おかえりなさい!
上級心理カウンセラーの小春ひよりと申します。
今回は、私や私の周りのうつ病当事者の意見を交えながら、
うつ病の兆候・症状・特徴4選
をご紹介します。
良ければ先に、前回の記事である「これがうつ病の症状?当事者が語るネット情報の嘘・ほんと」をご覧ください。
では、早速スタート!
うつ病の兆候・症状・特徴4選
1.口数が減り、喋りたくなくなる?
うつ病の症状のひとつに、
・喋る元気がない
・喋っていても楽しくない
というものがあります。
では、果たしてうつ病の人すべてがそうなのでしょうか?
これは私の実体験なのですが、逆に喋りすぎる傾向にありました。
ペラペラと喋り続け、テンションを上げようとしていたんだ…とカウンセリングを受けて気がつきました。
人の反応を気にせず喋り続けたり、人目を気にせず騒いだり…うつ病の症状・特徴だと言われている「口数が減り、喋りたくなくなる」と真逆の状態が続きました。
調子が悪そうだけど…いっぱい喋ってるから大丈夫かな?
なんて、異変をスルーするのは危険ですよ。
2.欠勤や欠席、遅刻や早退が増える?
うつ病の兆候として、遅刻・早退、欠勤や欠席が増えると言われています。
果たして、それは全てのうつ病当事者に当てはまるのでしょうか?
こちらも私の実体験なのですが、
「休んだら怒られる」
「遅刻や早退なんて許されない」
という不安感から、むしろ頑張りすぎる傾向があったように覚えています。
また、中には普段の生活と違う遅刻・早退・欠勤または欠席という変化恐れて頑張っていたという人もいました。
もちろん、薬の副作用により眠気が強く遅刻が増えて仕事を辞めたという知り合いもいます。
この症状や特徴も人それぞれなんですね。
3.自分を責めてしまう?
うつ病のみならず、精神疾患と闘う方はよく
「私が悪い」
「僕のせいだ」
と、自分を責めてしまう方も多いでしょう。
しかし中には、自分だけでなく他人を責めてしまう人もいらっしゃいます。
イジメがきっかけでうつ病を発症した私の知人は、
「うつ病になったことが悔しくて、関係ない両親を責めてしまった。本当に悪いのは、イジメとイジメを行ったクラスメイトなのに。何で私を産んだの?って責めてしまった。」
と、涙を流しながら打ち明けてくれたことがあります。
「私なんて」「僕なんて」と自分を責める場合もあれば、他人を責める場合もある。
でも、私たちは同じうつ病と闘っています。
決して全員が同じ症状や特徴ではないのです。
4.趣味を楽しめない?
「何もする気が起きない」
「何も楽しめない」
うつ病の兆候に、そういった特徴があると言われています。
でも、この特徴も全員に当てはまるわけではありません。
私が所属しているピアサポーターグループ(精神疾患当事者や家族などの集まり)で、とあるうつ病当事者の方が
「好きなことに依存してしまっている。読書が止められないんです。本を読み続けていて気付いたら朝だった、なんてこともある。」
とおっしゃっていました。
私はうつ病になってから何年も趣味を楽しめなかったので、とても驚きました。
でも、趣味も依存してしまえば辛いもの。
今は主治医に相談して少しずつ落ち着いているようですが、楽しいはずの趣味が辛いものに変わってしまうのもうつ病の特徴かもしれません。
症状や特徴は人それぞれ
うつ病の症状や特徴は本当に人それぞれです。
まさに十人十色。
決してネットに書いてある記事だけを鵜呑みにしないでください。
少しでもあなた自身や家族、友人などに異変があると感じたら、一度心療内科やカウンセリングサロンに足を運んでみることをおすすめします。
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